友ヶ島へのアクセスはフェリーで!行き方・モデルコース・観光情報
友ヶ島は和歌山市 加太沖に浮かぶ無人島。
戦時中の要塞跡が自然に溶け込み、風光明媚なその姿は”ラピュタ“のようだと、観光スポットとして有名です。
漫画・アニメ「サマータイムレンダ」のモデルとしても知られています。
無人島だけあって、島内に宿泊施設などは無く、加太港から出る友ヶ島汽船のフェリー定期便がアクセスするための唯一の方法です。
▼ 運賃(往復)
- 大人
-
2,200円
- 子供(小中学生)
-
1,100円
便 | 加太港発 | 友ヶ島発 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 9:00 | 9:30 | |
臨1 | 10:00 | 10:30 | 4/29~5/5, 7/20~8/3のみ |
2 | 11:00 | 11:30 | |
3 | 13:00 | 13:30 | |
臨2 | 15:00 | 15:30 | 4/29~5/5, 7/20~8/3のみ |
4 | 16:00 | 16:30 |
この記事では、友ヶ島を往復するためのフェリーの情報や、友ヶ島内のスポット、友ヶ島観光の際に立ち寄れる食事場所や宿泊場所について紹介します。
▼ 関連記事
【友ヶ島汽船】加太から友ヶ島へフェリーでのアクセス情報
加太から友ヶ島にわたるためには、「友ヶ島汽船」のフェリーを使う以外にありません。
ここでは、フェリーの運航情報や運賃、アクセスについて紹介します。
フェリー運航情報(時刻表・運賃)
1便当たりの定員は100名で、第2便以降は当日に整理券が配布されます。事前予約はできないため、特に連休中などの繁忙期は注意が必要です。
荒天時は欠航となります。
(最新の運行状況は友ヶ島汽船の告知ページをチェック)
加太から友ヶ島までは、約20分で到着します。
また、最終便に乗は遅れると帰る手段がなくなるので、必ず余裕を持って桟橋まで戻るようにしてください。
運行時間 時刻表
加太港と友ヶ島のフェリーは、1日4往復から最大で6往復です。
加太港発 | 友ヶ島発 | |
---|---|---|
1 | 9:00 | 9:30 |
臨1 | 10:00 | 10:30 |
2 | 11:00 | 11:30 |
3 | 13:00 | 13:30 |
臨2 | 15:00 | 15:30 |
4 | 16:00 | 16:30 |
- 12/29~1/3は休み
- 3~12月は水曜日が運休日
- 1月~2月は土・日・祝のみ営業
- 臨時便運航期間は4/29~5/5, 7/20~8/3
運賃(往復運賃)
大人 | 2,200円 |
---|---|
子ども | 1,100円 |
団体割引 | 15名以上(要問合せ) |
障がい者割引 | 障がい者ご本人:50%割引 同行する介護者:50%割引(※) |
貨物運賃
手荷物 | 1人1個まで無料 | |
---|---|---|
小荷物 | ~10kg | 200円 |
10~20kg | 400円 | |
20~30kg | 600円 | |
特殊小荷物 | 800円(自転車など) |
加太へのアクセス
加太港へのアクセスは、電車か車となります。バスでは加太まで行くことはできません。
電車
友ヶ島汽船へのアクセスで一番便利なのが、「めでたい電車」で有名な南海加太線を利用することです。鯛の姿をしたかわいい電車に乗ってワイワイ行くのもおすすめ。HYDEとのコラボ電車もあります。
- 南海加太線「加太駅」徒歩約20分(1.7km)
(駅からタクシーも利用可能です)
自動車
- 阪和道「和歌山北IC」より約35分(16km)
- 和歌山市中心部(市役所)から約25分(12.5km)
駐車場について
- 加太汽船船乗り場駐車場:700円/日(50台)
- 個人経営駐車場(各地):700円/日(時期による)
注意:Times淡島神社駐車場は上限なし1時間550円と高いうえ、PM5時を過ぎると翌朝7時まで閉鎖されます。友ヶ島へ行く場合は利用しないのが賢明です。
友ヶ島内の散策・モデルコース
友ヶ島へ渡った後の、散策スポットやモデルコースを紹介します。
友ヶ島のマップ
友ヶ島内のマップが載った公式パンフレットは”和歌山市HP“などからダウンロードできます。
友ヶ島内の主要観光スポット
野名浦桟橋
友ヶ島汽船のフェリーはこの桟橋から発着します。 案内センターとトイレがあります。
野奈浦広場
桟橋から降りた目の前にある広場です。 お手洗い、自動販売機あります。ちなみに島内に水道はありません。
軽食が楽しめる、島唯一のカフェもあります。
友ヶ島砲台跡
友ヶ島は紀淡海峡の、紀伊水道から進んだ大阪湾の入り口に位置します。黒船来航の頃から大阪湾を守る要衝とされ、明治時代になると旧陸軍により由良要塞の要所として大規模に整備されました。 約600人の兵隊が駐屯する要塞となり、各所に大きな大砲を島内のあちこちに備えられ、現在もその面影が見られます。
- 第1砲台
-
第1砲台は、紀淡海峡に面する友ヶ島西端の断崖上にある同地区最初の砲台であり、友ヶ島―淡路島間を通過する敵艦を砲撃することが目的となっていました。
- 第2砲台
-
海岸線と砲台跡の景色が美しい人気のスポットです。対岸に構築されている淡路島由良地区の砲台群と一体となり、敵艦を挟み撃ちにする目的で友ヶ島西端北寄りの海岸沿いに築かれました。
- 第3砲台
-
島内でも最大規模の主力でした。保存状態がよく、内部に入ることもできて絶好の写真スポットとなっています。
- 第4砲台
-
第3砲台の補助的役割を持つ施設で、その構造についても第3砲台を一回り小さくしたものになっています。地下施設のらせん海岸が特徴的。
- 第5砲台
-
第3・第4砲台の死角となる野奈浦方面や、当時沖ノ島の中心部であった北側エリア(兵舎、発電所、弾薬庫など砲台以外の軍事施設が集中)を守るために作られました。
友ヶ島灯台
1982年に建てられた洋風建築の灯台で、現在も使用されています。日本で最初の洋風灯台でもあります。
南垂水キャンプ場
芝生で覆われた広場で、宿泊キャンプやデイキャンプ、BBQなどで利用可能です。
(2024年4月時点では、野奈浦桟橋架け替え工事の資材置場となっているため利用停止中)
深蛇池
ヒトモトススキやテツホシダなどの湿地性の植物に覆われた和歌山県の天然記念物に指定された池です。
子午線広場
友ヶ島灯台の西側に広がる広場で、日本標準時の子午線が通ります。
タカノス山展望台
紀淡海峡を見下ろす場所にある高台で、四国・六甲・和泉葛城方面の山々も望めます。標高は約120メートル。
友ヶ島内の散策モデルコース
名所探訪コース
友ヶ島の主要観光スポットを巡る、おすすめコースです。距離的にも利用しやすく、また各名所ゆっくりと楽しめるコースとなっています。夏には海水浴を楽しむことも出来ます。
- 距離
-
約3.3km
- 時間目安
-
約3時間
野奈浦桟橋
↓ 20分(0.9km)
第3砲台跡・タカノス山展望台(60分)
↓ 20分(1km)
孝助松海岸(5分)
↓ 10分(0.2km)
友ヶ島灯台・子午線広場(20分)
↓ 10分(0.3km)
第2砲台跡(10分)
↓ 20分(0.9km)
野奈浦桟橋
自然散策コース
友ヶ島の北端に位置する虎島を目指すルートです。
虎島は砂岩の切り立った見事な地層が見られ、修験道の修練地としても使われています。
なお、虎島へ渡る堤防は基本的に渡れませんのでご注意ください。
- 距離
-
約6.1km
- 時間目安
-
約3時間半
野奈浦桟橋
↓ 20分(0.5km)
南垂水キャンプ場(10分)
↓ 20分(1km)
第4砲台跡(30分)
↓ 20分(0.7km)
深蛇池(蒲浦海岸)(15分)
↓ 30分(1.5km)
閼伽井の碑(10分)
↓ 60分(1.7km)
野奈浦桟橋
ちょこっとコース
友ヶ島の中でも、印象深いラピュタのような風景の第3砲台跡を目指すルートです。
距離は短いですが、山登りを途中に挟む軽いトレッキング ルートとなります。
- 距離
-
約20.5km
- 時間目安
-
約1時間40分
野奈浦桟橋
↓ 20分(0.9km)
第3砲台跡・タカノス山展望台(40分)
↓ 15分(1km)
第5砲台跡(10分)
↓ 15分(0.6km)
野奈浦桟橋
友ヶ島とセットで加太でも観光を楽しもう
限られた時間の中で友ヶ島を巡るには、なるべく早い時間にしゅぱつするに越したことありません。
ノスタルジックな加太での観光もセットで考えることで、ゆっくりと時間に余裕をもって楽しみましょう。
加太の観光地や、宿泊施設、おすすめのグルメ等はこちらの記事にまとめていますので、あわせてご覧ください。
コメント